賭け事と上手に付き合う

賭け事と上手に付き合う

僕は宝くじを買うことはありますが、基本的に賭け事で儲かろうとは思ってなかったりします。

理由は
・賭け事で最も利益を得ているのは胴元
・期待値が1以下の賭け事がほとんど

他には、賭け事に対する必勝法などの情報を販売するほうが、実際に賭けるより儲かる
という妙な現実もあります(´・ω・`) これは投資セミナーの手法と同様かもしれません。

 

僕のスタイルの中で賭け事の価値は、「その時間をいかに楽しむことができるか」だと
思っています。ドキドキワクワクして自分の時間を過ごすことは人生にも大切なこと。

人生を楽しくするための賭け事なので、それが原因で人生を壊すのは本末転倒です。
美味しいステーキに振る胡椒のように、主役を引き立てるための適量を見失わないことです。

 

でも…どうせなら夢を見てみたい!(゚∀゚)
というのが人間らしい業というものですし、それが当然だと思います。

そこで僕は「その時間をいかに楽しむことができるか」という前提を満たした上で、
「投資としての賭け事」という視点を取り入れて見ました。

投資としての賭け事に大切なのは
1. 賭け続けること(=そのための資金)
2. リターンが他の方法で実現し難いほど大きいこと
3. 可能性に賭けて確率を上げることに掛けない

それぞれの項目について見て行きましょう(*´-`)

 

1. 賭け続けること(=そのための資金)

端的に言えば「ゲームを降りない限り勝ちも負けもない」ということです。
保有株式を売買せずに含み損益が変化するだけの状態に近いかもしれません。
さらに含み損を必ず取り返すという場合、マーチンゲール法(株でいうナンピン買い)
という倍掛け手法もあったりしますが当然リスクが高まっていきます。
どこかのタイミングで決算しない限り結果は確定しないのは確かですが、
深みに嵌る要因にもなる諸刃の刃みたいな危険な考え方です。

これらの考え方はどれも賭け続けるための無限とも言える資金があって成り立つ話です。
無限連鎖講が成り立たないように、マーチンゲール法もすぐに限界がきます。

しかしその上で尚、賭け続けることは可能です。それは少額投資+時間分散をするだけです。
死ぬまで1日10円払い続けることができるか?この答えにYesと言えるなら、少なくとも1日1回
10円の賭け事を死ぬまで挑戦し続けることができるということです。

純利益 = 勝った時の賞金 - 1回の掛け金 × 回数

残念ながら1回10円の賭け事の場合、「その時間をいかに楽しむことができるか」という前提を
満たすことは難しいと思いますし、何より賭け事の醍醐味である目も眩むような利益がありません。
一般的な投資に比べて賭けにしかないメリットは、次に述べる「投資額に対する圧倒的な
リターンの大きさ」です。

 

2. リターンが他の方法で実現し難いほど大きいこと

毎年1円を賭けて、もし賭けに買ったら1000倍の1000円が当たるという賭け事があったとしましょう。
あなたはこの賭け事で夢を見ることができるでしょうか。僕にはかなり難しいです。
自分がどう頑張っても得られないような賞金だからこそ、人は妄想という夢の世界を暫し楽しむことができます。
そして現実的にも負けを取り返して余りあるリターンがなければ、収支が相殺されるだけに終わってしまいます。

生涯賭け続けることの出来る金額は、当然ながら生涯の収入額以上にはありません。
つまり、リターンは必然的に生涯の収入額以上、最低でも生涯の掛け金以上で無ければ話になりません。
サラリーマンの平均的生涯収入は1~2億円と言われていますから、それ以上ということです。
こうなると「投資としての賭け事」の候補からは脱落するゲームがでてきます。
僕が宝くじを選んでいる理由もこのあたりが大きいです(・ω・)

 

3. 可能性に賭けて確率を上げることに掛けない

例えるなら「投資のための賭け事」は、死ぬまで払い続ける掛け捨て保険みたいなものです。
賭けに勝つという事故が起きない限りは賭けたお金は戻らないということです。

一般的な保険が成り立つのは、事故の「可能性が絶対にある」からです。
例え死ぬまで事故に遭遇しなかったとしても、可能性があったことには変わりません。
賭け事に絶対はないと言われていますが、こと可能性に関しては絶対が存在していて
賭けなければ「絶対に当たらない」、賭ければ「当たる可能性と、外れる可能性が絶対にある」
と言えます。

何だか言葉遊びみたいになってきましたが、この可能性に賭けるというのが大事であって、
確率や儲けを上げるために賭けるのは重要ではないということです。

宝くじの例を出してみましょう。

100万円の資金がある2人、AさんとBさんがいたとします。
2人はこのお金の全額を1000万円が当たる宝くじの購入に充てることにしました。

Aさん 100万円分の宝くじを1回につぎ込んで確率を高めることで当てようとした
Bさん 毎回定額分を購入し続けることで当たる機会を得ようとした

さて、あなたはどちらのパターンが好ましいとお考えでしょうか?(・ω・)
もちろんどちらが正しいということはありません。どちらが納得するかだけです。
しかし2人には大きな可能性の差があります。

AさんもBさんも宝くじに当たる可能性が共にあります。
AさんもBさんも宝くじに1回当たる可能性があります。
Bさんだけが、宝くじに複数回当たる可能性があります。

確率では圧倒的にAさんが高くなりますが、投資額に対するリターンは最高でも900万です。
逆にBさんのリターンの可能性は計り知れない金額になります。

他にもAさんのように確率を上げて行くと、逆に投資額に対する収入が相対的に低くなる
という側面があります。良い試算を見つけたので引用させて頂きました。

平成18年の年末ジャンボ宝くじで計算すると、
1枚300円で、1000万枚の宝くじが発売されているので、

300×1000万=30億円

も必要になります。

では、30億円で、1000万枚すべての宝くじを買ったとすると、
1等以下すべて当選し、獲得する賞金の総額はいくらになるでしょう?

年末ジャンボ宝くじの当選金額と本数を合計すると、14億3990万円になり、
宝くじすべてを購入すると15億6010万円損をしてしまいます。。

出典: よしくん日記

つまり確率は高ければ良いのではなく、あくまでも投資額とリターンの差額が大きくなるように
考えなければ、確率が100%になったとしても損をしてしまうということです。
もちろん投資額とリターンの差額がもっとも大きいのは1枚だけ買うことです。(ただし確率は最も低い)

 

さてさて、しがない長文をここまで御覧頂いて本当にありがとうございます<(_ _*)>
これまでの考えから、僕自身が「投資のための賭け事」の条件を満たせるものは、
TOTO BIGとジャンボ宝くじになっています。
海外の宝くじは桁外れの金額ですが、日本人が買うことはできるんでしょうか?

ともあれこの掛け捨て保険でドキドキ・ワクワクを大いに楽しんで、さらに偶然で幸運なアクシデントを
引き寄せるよう可能性を持ち続けようと思います(*´-`)

あなたにとって何かの参考になったのなら、それだけでも僕にとっては儲けものです。

 

|*’ー’)ノ < ちなみにTOTO BIGを利用する際は、カード決済するとカードポイントで還元できて節約になるよー